
ジムのソフトについて、1年間ずっと毎週ぼやいてきませんでしたか。
フロントでぼやき、コーチにもぼやく。会員にまで愚痴ってしまったことがあるなら、正直、かなり末期です。
それでも、そのソフトを使い続けています。
理由はたいてい単純です。乗り換えのほうが、今の問題よりしんどそうに思えるのです。今の問題が奪うのは、ここで1時間、あそこで1件の入金漏れ程度。一方、乗り換えとなると、1カ月分のスプレッドシート作業と、全会員への気まずい連絡が待っているように感じます。
そこでこの記事では、ジム管理ソフトを乗り換えるべきサインと、サインのように見えて実はそうではないものをお伝えします。
乗り換えるべき問題もあれば、設定画面を開いて20分で済む問題もあります。
先にお断りしておきます。Gymdeskはジム向けソフトを販売しています。今使っているソフトから離れる話を私たちが書くのは、少し都合がいいのも承知しています。
このガイドの大部分は、むしろ「乗り換えずにとどまるべき場合」についてです。
使いこなせなくなったソフトに、オーナーがとどまる理由
たった1日の嫌な出来事で乗り換える人はほとんどいません。不満は数カ月かけて積もっていきます。
そして、ある具体的な出来事が決め手になります。壊れた機能が直らないまま、手数料の計算を誰かがついにやってしまう、あるいは、金額が上がった更新通知が届く、といったことです。
その瞬間までは、乗り換えのほうが大きなリスクに感じられます。Carlson Gracie AmsterdamのMarcos "Flexa" Neves Melloさんは、こう率直に語っています。
乗り換えると決めた後でさえ、彼は古いシステムと新しいシステムを1年間並行して使い続けました。
だからこそ、以下のサインは、行動に移せるほどはっきりしたものである必要があります。
サインをひとつでも挙げられるなら、乗り換えの費用と天秤にかけられます。挙げられないなら、単に疲れているだけかもしれません。疲れには、システム移行よりもよく効く対処法があります。
新しいコンテンツ、ポッドキャスト、ハウツーガイド、ツールのレビュー、製品の限定情報をお届けします。
請求面のサイン:お金が漏れている
まずは請求から見ていきましょう。この手の問題は、なくなってからでないと気づけないお金を食いつぶします。
支払いが失敗していたのに、誰も気づかなかった
Sarah Orizaさんは、ポートランドのG.I.R.L.S. Gymで、スプレッドシートといくつかの別々のツールを使って請求を管理していました。その仕組みには、失敗を見張るものが何ひとつありませんでした。
丸1年です。誰かが手を抜いていたわけではありません。

再試行とアラートをオンにしていなければ、多くのジムソフトも似たようなものです。
支払いの失敗を知らせず、自動で再試行もせず、会員へのお知らせも送らないソフトなら、頼りになるのは運と記憶力だけです。どちらも、会員数が増えれば追いつきません。
失敗した支払いの回収のガイドで、あるべき仕組みを確認できます。
処理手数料を説明できない
簡単なテストです。先月の決済代行会社の明細を出して、手数料をすべて足し、会員から回収した金額で割ってみてください。
手数料テストの計算例(架空の数字)
すべての行を数えてください。料率、1件ごとの手数料、月額や明細の手数料、チャージバックにかかった費用も含みます。数字はジムごとに違いますが、割り算のやり方は同じです。
その数字に驚くなら、それはサインです。決済代行会社を変えたいのにソフトがそれを許さないなら、さらに大きなサインです。
決済の条件は、契約時には読み飛ばしがちです。そして、その後は毎月ずっとお金がかかります。
ジムの決済処理手数料の解説で、標準的な料率の目安を確認できます。
基本機能がどんどん有料オプションになる
同意書やテキストメッセージのリマインダーが有料で、含まれていると思っていた機能が、実は上のプランの機能だった、というケースです。
ある道場のオーナーが、スタータープランの上限にぶつかったときの話をRedditで語っています。
「今の料金帯だと自動のテキストメッセージが使えません。今どき、あれは本当に必要なのに。」
よくある話です。
基本プランに上乗せして払っているものを、すべて書き出してみましょう。そのリストが、そのソフトを選んだ理由より長いなら、それはサインです。
運用面のサイン:ソフトを回避して作業している
スタッフが回避策を編み出しているなら、そのソフトはもう役目を果たしていません。
紙やスプレッドシートに逆戻りしている
出席管理はまたクリップボードに戻り、帯の昇級記録はスプレッドシートにあり、月末にはシステムが合計を出してくれないので、誰かが手作業で現役会員数を数えている、というような状態です。
どれも、ソフトにお金を払って任せているはずの仕事を、結局自分でやっているということです。これを「手作業税」と呼んでいます。
紙からソフトに切り替えたオーナーなら、この税にどれだけ時間を取られるかをよくご存じです。
別の業種向けに作られている
Misho Cekoさんは、別タイプのスタジオ向けに作られたソフトでChicago MMAを運営していました。
「MindBodyは、ヨガを軸に作られているんだと思います。だから武道は後回しでした。システムはとても複雑で、サポートに『これ、どうやるんですか』と電話していました。」
ヨガ、ダンス、大手フィットネスクラブ向けに作られたツールは、帯の段位、家族アカウント、キッズプログラムがあるジムには、どうしても少し合いません。
回避策で何とかすることはできます。ただし、それは一生続けることになります。
武道の道場を運営している方は、武道向けソフトの乗り換えのガイドで、段位に対応したシステムに何が必要かを確認してください。
簡単な作業にクリック数がかかりすぎる
Subforce Jiujitsu & Muay ThaiのAbe Awadさんは、これまで聞いた中で最高のソフトの見極め方を持っています。
Abeさんは、このテストを新しいソフトに使いました。今のシステムにも試してみてください。会員のチェックイン、新規会員の登録、カード情報の更新をやってみるのです。
何年も使い込んだあとでも、そのどれかが5分テストに通らないなら、問題はソフトのほうです。
ベンダー面のサイン:関係がうまくいかなくなっている
ソフト自体は書類上は問題なくても、その裏には会社があり、問題はそこにあることもあります。
サポートから折り返しがない
ご自身の記録を確認してください。直近のサポートチケットには、どれくらい時間がかかりましたか。本当に解決しましたか。それとも、ただクローズされただけでしたか。
Renzo Gracie MilfordのMark Cerroneさんは、Gymdeskにたどり着くまでにいくつものシステムを渡り歩きました。そのうちのひとつについては、こう話しています。
「何度もすっぽかされました。話を進めていた案件があったのに、向こうからは一切折り返しがありませんでした。」
製品の改善が止まった
King Tiger TaekwondoのBrian Fosterさんが、乗り換えた理由を語っています。
「たぶん、不満ですね。ソフト会社の多くは『うちはこういうものです。これが私たちのやり方で、変えるつもりはありません』という態度なんです。」
ベンダーの過去12カ月分のリリースノートを見てみましょう。あなたの火曜日の仕事を変えるものが何もないなら、その製品は止まっています。
値段は上がったのに、製品は変わらない
Axé Capoeira ChicagoのMestrando Bambuさんは、料金は決して変わらないと約束されていました。ところが、変わりました。
その間も、不具合は出続けました。彼はその理由をこう見ています。
「会社はいつも成長したいわけです。そして成長する一番手っ取り早い方法は、お客さんから多く取ることなんですよ。」
ソフトの開発にはお金がかかるので、値段が上がること自体は自然です。ただ、値段だけが上がって製品が変わらないなら、自分が会社の中でどういう位置づけなのかがわかります。
成長面のサイン:ジムは変わったのに、ソフトは変わらない
ジムは大きくなったのに、ソフトは昔の規模のままです。
生徒数や店舗数が増えた
NC BudoのJena Hareさんは、古い仕組みが限界を迎えていくのを目の当たりにしました。
「年に少なくとも50人ずつ生徒が増えていて、対応するのが本当に大変でした。」
2店舗目ができると、この問題は一気に悪化します。複数店舗を運営するあるオーナーが、Redditでその計算の厄介さを書いています。
「総売上を知りたければ、3つの別々のダッシュボードにログインして、自分で計算しなければなりません。」
ダッシュボードが3つあるのは、2つ多すぎます。私も計算が得意なほうではありませんし、それを3回繰り返したくはありません。
ソフトのせいではない場合
ここからは、私があなたを乗り換えから引き止める話です。
上のサインの多くは、設定の問題でも起こりえます。誰も機能をオンにしていなかった、スタッフが研修を受けていなかった、あるいは設定がメニューの3階層奥に埋もれていた、などです。
ルール
辞める前に、今のベンダーに、期限付きではっきりと1つだけ依頼してください。
書面にしましょう。「失敗した支払いが再試行されません。今月末までに修正していただけますか」という形です。
直してくれたなら、乗り換えの手間が省けて何よりです。30日たっても何も動かないなら、それが答えです。しかも、その経緯が書面で残っています。
宛先[担当者またはサポート]
件名失敗した支払いが再試行されません。[日付]までに修正いただけますか
[お名前]様
当ジムで失敗した支払いが再試行されません。[1日に3人の会員のカードが失敗しましたが、いずれも再試行されていません。]
[月末]までに修正していただけますか。それまでに修正できない場合は、その旨も書面でお知らせください。
よろしくお願いいたします。
[お名前]、[ジム名]
この表は、各サインと最初に試すべき対処法を対応させたものです。
サイン | まず試すこと | 乗り換えるのは… |
|---|---|---|
失敗した支払いに誰も気づかない | 自動再試行と失敗アラートがあるかをサポートに確認し、あればオンにする | 再試行がない、または有料オプションである |
説明できない手数料 | 実質の料率を書面で出してもらい、自分で決済代行会社を選べるかも確認する | 料率が下がらず、先方の決済代行会社に縛られている |
オプションが次々と増える | 実際に使う機能をまとめたプランを依頼する | 同意書やリマインダーのような中核ツールが有料のまま |
紙やスプレッドシートに逆戻り | ほかのジムはその作業をソフトでどう処理しているかをサポートに聞く | ソフトではその作業がそもそもできない |
別の業種向けに作られている | 自分のジムに近いジムがそのプラットフォームにいる例を挙げてもらう | 例がない、または回避策がずっと続く |
クリック数が多すぎる | 自分とスタッフ向けの研修コールを依頼する | 研修を受けても5分テストに通らない |
サポートが対応しない | 期限を付けて、チケットを1件エスカレーションする | 期限が過ぎても修正されない |
製品の改善が止まった | 今後2四半期のロードマップを聞く | 日々の仕事に関わるものが何もない |
値段は上がったのに、製品は変わらない | 約束された料金、または値上げで何が良くなるのかを、書面で出してもらう | 約束を守らず、新しいものも何も出ていない |
今の仕組みでは足りなくなった | 会員数が増えた場合や2店舗目をどう扱うかを聞く | 2つ目のアカウントや2つ目のログインが必要になる |
乗り換えに実際かかる費用
ここで、サインと乗り換えの費用を比べてみましょう。費用は2種類あります。新しいソフトの料金と、料金ページには載らない費用です。
乗り換え先のソフトの料金
以下の価格は、各社の料金ページに2026年11月2日時点で掲載されていたものです。変更されることが多いので、決める前にもう一度確認してください。
ソフト | 開始価格 | その価格に含まれないもの |
|---|---|---|
Gymdesk | 月額$75(50名まで、Gymdesk Paymentsを利用の場合) | カード決済は2.9% + $0.30に加えて月額$5のアカウント手数料。テキストメッセージは従量課金。自社の決済代行会社を使う場合は月額$100 |
Mindbody | 決済処理(Mindbody Paymentsでは、料率に加えて1件あたり$0.10〜$0.30) | |
Zen Planner | 月額$99(Studio) | 上位プランは月額$198と$348。カードリーダーは月額$39から |
PushPress | 月額$0(Core Free) | 無料プランではカード決済が4.99% + $0.30。Core Pro(月額$159)ならこの料率が下がるため、カード決済が月に約$7,600を超えると、無料プランのほうが高くつきます |
Glofox | 公開されている料金なし |
開始価格は、あくまで下限です。
同じソフトを使っていても、決済手数料やオプションを含めると、支払う金額はジムによって大きく変わります。今払っている総額と並べてみてください。基本プラン、すべてのオプション、決済処理を含めた金額です(決済処理の部分は、先ほどの手数料テストで確認できます)。
それで、乗り換えで実際に何が変わるのかが見えてきます。
会員数に合わせた計算は、ジム管理ソフトの費用の解説をご覧ください。もっと幅広く候補を見たい方は、おすすめのジム管理ソフトをどうぞ。
料金ページには載らない費用
乗り換えると決めて初めて表に出る費用もあります。
見落とされやすいのは、次のようなものです。
- 早期解約料。デモを1件でも予約する前に、今の契約を確認してください。
- データのエクスポート料。あるいは、ぐちゃぐちゃなスプレッドシートでしか出力できないエクスポート。
- 会員の保存済みカードの移行には、時間がかかり、ときには信頼も損ないます。保存済みカードは、決済代行会社の間で直接移され、あなたを経由することはありません。数週間かかることがあり、元の決済代行会社が移行に応じない場合は、会員にカードを再入力してもらう必要があります。
- スタッフの時間。新しいシステムを覚える時期は、たいてい一番余裕のない週に当たります。
隠れたコストは、どの業界のソフト購入者も悩ませます。
この調査はビジネスソフト全般が対象で、ジム固有の数字はありません。それでも、契約書を2回読む理由としては十分です。
ジムソフトの乗り換え方のガイドでは、エクスポートからカード移行、新旧システムの並行運用まで、手順を順番に説明しています。
乗り換えチェックリストのダウンロードもあります。
更新時期か、オーナー交代のタイミングに合わせる
自動更新を逃すと、離れようとしていたソフトをもう1年分買うことになります。
契約が自動更新かどうか、解約通知は何日前までに必要かを確認してください。まずその日付を見つけ、そこから逆算して動きます。
解約に30日前の通知が必要な契約を想定しています。それより長い場合は、早めに始めてください。
オーナー交代も、もうひとつの良いタイミングです。新しいオーナーは、マットと一緒に前のオーナーのソフトも引き継ぐからです。AbeさんがSubforceを買い取ったとき、引き継ぎの週から使えるシステムが必要でした。
「来週には開けたいんです。今すぐこのやり方を教えてください。」
その後の話は、武道の道場を買い取ったストーリーでAbeさん自身が語っています。
Gymdeskが役立つ場面
Gymdeskは、「まず直してもらう」テストをくぐり抜けて残りやすいサインに対応するよう作られています。
主なサインへの対応は次のとおりです。
- 失敗した支払い。自動再試行をオンにすると、Gymdeskは最初の請求から2日後、4日後、7日後に、失敗した支払いをもう一度試みます。請求オートメーションを使えば、メールを書かなくても会員にリマインダーを送れます。
- オプションの増加。すべての有料プランで、全機能、無制限のスタッフアカウント、ジムのウェブサイトが含まれます。自動テキストメッセージは機能として含まれており、支払うのは送ったメッセージ分だけです。ブランド化した会員向けアプリや追加の店舗といったオプションは、料金ページに価格が載っています。
- 料金。プランは現役会員数に応じて変わります。Gymdesk Paymentsまたは提携の決済代行会社を使う場合は月額$75から、自社の決済代行会社を使う場合は月額$100からです。カード決済とテキストメッセージは従量課金です。詳細はGymdeskの料金をご覧ください。
- 乗り換えへの不安。Payment Method Syncは、対応する決済代行会社のカード情報を会員に紐づけるので、会員は何も入力し直す必要がなく、請求も止まりません。すでに使っているStripeやSquareなどの対応する決済代行会社をそのまま使うことも、Gymdesk Paymentsに移ることもできます。

G.I.R.L.S. Gymで、Gymdeskに移ったあとのSarahさんの感想です。
「それ以来、支払いを見逃したことは一度もありません。」
これが私たちの言い分です。他社を試すときと同じように、ご自身のサインのリストに照らして確かめてください。
乗り換えを検討しているジムオーナーの方へ
Gymdeskは、失敗した支払いを自動で再試行し、すべての有料プランで全機能を利用でき、対応する決済代行会社のカード情報を同期するので、会員がカードを入力し直す必要はありません。
乗り換えるなら、名前を挙げられる理由で
私なら、こういうルールにします。
サインをはっきり挙げられて、直してほしいと依頼済みで、とどまるコストが乗り換えより高いなら、乗り換え時です。
サインを挙げられないなら、まず設定を見直して、1カ月後にどう感じるかを確かめましょう。
準備ができたら、まずジム管理ソフトの選び方から始めてください。候補のひとつとして、Gymdeskのプランを比較するのもおすすめです。
Gym management software that frees up your time and helps you grow.
Simplified billing, enrollment, student management, and marketing features that help you grow your gym or martial arts school.






