
多くのジムでは、競技チームの運営を3つのものに頼っています。フロントの掲示板のポスター、グループチャット、そしてコーチの記憶です。
このうち2つは検索できません。3つ目は、午後6時のクラスを教えるのに忙しくしています。
その結果、ジムの誰も行かない大会に子どもが申し込み、マットに立って自分のコーナーにコーチがいないと気づくまで、誰も気づきません。
参加すると言った2人は、結局エントリーしません。そして大会当日、ある会員は登録したのに支払いをしていないせいで、名簿に載っていません。
武道ジムにとっての大会管理ソフトとは、ジム管理ソフトのうち、会員の大会参加を扱う部分です。出る価値のある大会を探し、正しい道場名で会員を登録し、誰が参加して誰が支払い済みかを把握し、結果を各会員の記録に戻す、という働きを指します。
主催者がトーナメント表、マット、採点を運営するために使う大会運営ソフトとは別のツールです。アワードの審査やピッチコンテストに使うコンテスト管理ツールとも別物です。
GymdeskとSmoothcompは今、一つの会社です。とはいえ、どのツールを使うにしても、ジムがそこに求めるものはほぼ同じです。
大会管理ソフトとは何か(そして何ではないか)
「competition management software」で検索すると、出てくるのはアワードの審査やピッチコンテスト向けのものがほとんどです。残りの多くは、少年サッカーなどのリーグ運営ソフトか、大会主催者向けのトーナメント表ツールです。
どれも、あなたの青帯をナッシュビルに連れていってはくれません。
混同されやすいのは、大会運営ソフトと、ジム側の大会管理の2つです。武道ジムに必要なのは後者です。
ツールの種類 | 使う人 | 扱う内容 | ジムに必要か |
|---|---|---|---|
大会運営ソフト(主催者側) | 大会の主催者 | トーナメント表、マット、スケジュール、採点、計量 | 自分のイベントを開催する場合のみ |
ジム側の大会管理 | ジムオーナーとコーチ | 大会を探す、会員を登録する、誰が参加して誰が支払い済みかを把握する、結果を会員の記録に残す | はい。会員が大会に出るなら必要です |
この2つは、同じプラットフォームを大会の反対側から見たものであることもあります。主催者がトーナメント表を作るシステムが、たいていはあなたの会員が登録するシステムでもあります。
自分のイベントを開催したい場合は、また別の仕事です。それにはジム内トーナメントのガイドがあります。
この記事で扱うのは、会員をほかの誰かのイベントに送り出す側の話です。
トーナメントは、どちらの側も数カ月前から動き出します。主催者は会場を押さえてトーナメント表を作り、あなたは選手の準備を進めます。
ジム側が散らかっていると、主催者にも影響が出ます。年齢、体重、帯が間違った登録が届いても、コーチに連絡して直してもらう簡単な手段がありません。
こうした事務作業はすべて、会員記録のすぐ隣にあるジム管理ソフトの中にあるべきものです。
新しいコンテンツ、ポッドキャスト、ハウツーガイド、ツールのレビュー、製品の限定情報をお届けします。
ジムがすでに手作業でやっている大会の事務作業
大会に出るかどうかは任意で、ほとんどのジムでは一部の会員だけが出ます。
それでも、その人たちは大切です。
トロントでEtobicoke BJJを運営するJorge Britto(ホルヘ・ブリット)さんは、大会に出ることは会員の継続につながるかと聞かれました。
“100%です。ええ、100%です。生徒が武道にのめり込んでいなければ、興味を持ち続けてくれる人の割合はずっと低くなります。”
大会に出ることの効果は、会員の継続にとどまりません。そもそも競技チームを作る理由も、それとは別に十分あります。
ポイント
対象は少人数なので、大会の事務作業は軽くしておかないと、続きません。
今年、Gymdeskのプロダクトチームは、米国、カナダ、スペインのジムオーナーやコーチ20人以上と、現在の大会対応についてリサーチ通話を行いました。
以下の引用はその通話からのものです。非公開のリサーチだったため、名前は伏せています。
コーチたちが「ここでつまずく」と話した点を紹介します。あなたのジムでも、おそらく同じところでつまずいています。
行く価値のある大会を探す
おそらく毎シーズン、いくつものウェブサイトを見て回っているはずです。あるBJJジムの場合は、IBJJFのページ、ADCCのページ、そして多くのBJJやグラップリングの大会が使う登録プラットフォームのSmoothcompです。
そのリストがホワイトボードに貼り出され、会員がそこから選びます。あるコーチは、大会選びを「的に向かってダーツを投げるようなもの」と表現していました。
ダーツには、少なくとも統括団体がありますが。
選択は重要です。最初の大会で嫌な思いをすると、その会員は大会に出なくなることがあるからです。あるコーチは、初参加の会員には必ず、チームの仲間が出る大会を勧めています。仲間とコーチがその場にいるようにするためです。
遠征が自分にとっても割に合うかどうかも大事です。あるコーチははっきりこう言いました。
「週末をつぶして、たった1人の子のためにコーチとして大会に行っても、あまり割に合わないんですよ。」
正しく登録する
会員が違う大会に申し込んでしまうことがあります。あるいは、正しい大会を選んでも、違う道場名で登録したり、自分に合わないクラスに登録したりします。
クラスは体重と帯で決まるので、フォームの小さなミスひとつで、選手が違うトーナメント表に入ってしまいます。
ルールについては、BJJの体重別クラスとIBJJFの帯の条件のガイドで解説しています。
ほとんどの登録プラットフォームでは、締め切り日までならクラスを修正できます。それを過ぎると主催者の判断になり、クラスが始まる10分前にそんな話し合いをしたい人はいません。
実際に誰が出るのかを把握する
自分で勝手に申し込み、1週間前になって初めて伝えてくる会員もいます。あなたが知らなかった1週間は、準備できなかった1週間です。
出ると言ったのに登録しない人もいます。
その通話に参加したコーチたちは、そうした会員の中には「いつもドタキャンする」人がいると話していました。さらに、会員が登録したのに支払っていなかったことを、大会当日になって初めて知るコーチもいます。
待つことは、選手にとってもお金がかかります。
2026年秋、IBJJF Nashville Fall International Openの通常エントリー料は、9月25日までが$138、そこから10月16日までが$167でした。
通常エントリー料、2026年秋
待つ会員は約$29多く払うことになり、あなたはその3週間、何度も声をかけ続けることになります。
何があったかを覚えておく
大会のあと、子どもたちは自分の試合について質問してきます。マットの上に20人の選手がいたら、全員の試合を頭に入れておくことはできません。
その通話に参加した複数のコーチが、同じことを言っていました。
「その試合は覚えていません。」
大会管理ソフトが大会の前・当日・後に果たすべき役割
支払いをしていない、登録済みの会員の話に戻りましょう。優れたツールなら、それを大会の数日前に教えてくれます。
以下の基準で、どんなツールも評価できます。基準は、大会の3つの場面に順番に沿っています。
場面 | やること | 優れたツールの姿 | 危険信号 |
|---|---|---|---|
大会前 | 大会を探して選ぶ | 競技、距離、日付で絞り込め、締め切りが見える | コーチが毎週、同じサイトを手作業で確認し直している |
大会前 | 会員を登録する | 会員記録から登録内容が自動入力され、道場名が固定されている | 会員が自分で情報を入力し直し、道場名も自分で選ぶ |
大会前 | 誰が出るのかを把握する | Interested(興味あり)、Registered(登録済み)、Paid(支払い済み)が別々に表示される | 「登録済み」と「支払い済み」が同じチェックボックスになっている |
当日 | すべての選手にコーナーがある | 選手ごとに担当コーチが決まり、試合の記憶が新しいうちにメモを残せる | メモはスマホの中にあるか、どこにもない |
大会後 | 結果が手元に戻ってくる | 結果が、大会ごとに各会員の記録に入る | 結果が主催者のサイトにあり、たどり着くまでに何度もクリックが必要 |
大会後 | 記録を見ながらコーチングする | しばらく来ていない人と、初めての大会に出られる状態の人が分かる | コーチの記憶の中にしかない |
入れないほうがよいもの
トーナメント表、マット、採点は主催者の仕事であり、主催者向けのソフトがすでにそれを担っています。
ジム側のツールは、主催者のシステムへのリンクを示し、結果を取り込めば十分です。
勝率も、ジム管理ソフトには入れないでください。不戦勝、失格、3人でのトーナメント表があるため、勝率は誤解を招きます。それに、手ごわい1敗をした白帯の選手の記録に、0%と出す必要はありません。
GymdeskとSmoothcompではどう扱うか
Gymdeskでジムを運営しているなら、すでにCompetitionsタブがあります。これは、2つのプラットフォームをつなぐSmoothcomp Connectの一部で、すべてのGymdeskプランに、会員1人あたり同じ料金のまま含まれています。追加オプションも、上位プランもありません。
初期設定でオンになっていて、Settingsからオフにできます。
セットアップは1ステップです。Smoothcomp上でお使いの道場のオーナーになっている人が、一度サインインして、Gymdeskと連携させます。
その後は、道場の統計と各会員のアクティビティに、連携前の年も含めて、大会の履歴が入ります。誰かの2019年の銅メダルに、ようやく置き場所ができます。
会員の名前やメールアドレスがSmoothcompの記録と一致しない場合、その会員は、無料のSmoothcompアカウントを自分で連携するまで「未連携」と表示されます。

大会の前
Competitionsタブの中にあるイベント検索のDiscoverでは、Smoothcompのイベントを競技、距離、日付で絞り込めます。
各イベントのページには、エントリーの選択肢と、締め切り付きの料金区分が表示されます。DiscoverはSmoothcompのイベントだけを対象にしているので、NashvilleのようなIBJJFの締め切りは、今までどおり手作業で確認することになります。
大会を選んだら、チームへのメモを添えてその大会を推奨(endorse)します。
会員には、Webと会員アプリの自分のCompetitionsビューで、その大会にAcademy Approved(道場推奨)の印が付いて表示されます。そこから会員はInterested(興味あり)かDeclineをタップでき、どのチームメイトが参加するかも見られます。
登録は、道場名が固定された状態で、会員のGymdesk記録から始まります。会員に登録を招待することも、自分で会員を登録することもできます。Gymdeskの帯はSmoothcompのスキルレベルに対応づけられるので、帯で分けられたクラスも使え、その帯の情報は、帯の管理がすでに使っている同じ記録から来ています。
名簿には、Invited(招待済み)、Interested(興味あり)、Registered(登録済み)、Paid(支払い済み)の4つが、それぞれ別の状態として表示されます。
出ると言ったのに登録していない会員は、Interestedの状態のまま、名簿で見える場所にいます。(Interestedというのは、ずいぶん好意的な言い方ですが。)
誰かが止まっているときは、同じタブでRemind to register(登録のリマインド)、Remind to pay(支払いのリマインド)、Resend invite(招待の再送)を押します。
名簿の4つの状態
Unlimited Jiu Jitsuの共同創業者であるJoe Guarino(ジョー・ガリーノ)さんは、大会前の部分を次のように語りました。
“会員からは「次の大会はいつ?」とよく聞かれます… 大会情報をまとめて見られる場所がありませんでした。今は、すでに使っているGymdeskの中にあります。コーチが生徒に直接、登録の招待を送れると、ずっと楽になります。それに、生徒の自信にもなって、もっと練習したいという気持ちにつながります。”
ワンポイント
未払いのエントリーは、土曜日まで時間のある火曜日のうちに催促しましょう。
当日
大会当日は、あなたとコーチたちはCoach Companionアプリを使います。Smoothcompアカウントを持つコーチなら誰でも、iPhoneとAndroidで無料で使えます。
その日の試合が進行順に並び、各選手にコーチを割り当てて、誰がいつコーチをするかを確認できます。
アプリは、あなたの2試合が同じ時間になったときや、試合にコーナーのコーチがいないときに通知してくれます。体はひとつで、一度にひとつのコーナーにしか入れませんから。
道場を連携しておけば、試合に書いたメモはどれも、Gymdeskの会員の記録に入ります。
当日のチームの動きについては、大会当日のワークフローで詳しく解説しています。

大会のあと
結果は、定期的な同期でイベントごとにGymdeskへ戻ってくるので、試合が終わった瞬間に反映されるわけではありません。
各会員の試合ごとのスコアや一本、順位や表彰台の結果が分かります。各会員の記録を開くと、最後に大会に出た時期、出場したイベント、順位を確認できます。

しばらく大会に出ていない人や、一度もイベントに出たことがない人が一目で分かります。今も練習に来ているかを示す出席管理の、すぐ隣です。
それぞれの役割
SmoothcompとGymdeskは、それぞれ約10年にわたり、自分の側のソフトを作ってきました。Smoothcompのツールをすべて作り直してGymdeskに入れるのは、その逆も含めて、意味がありません。
それぞれが自分の仕事を続け、登録、支払い状況、結果、試合のメモは、両者の間で同期されます。
練習する場所
- 会員記録
- 帯
- 出席
- 名簿
大会に出る場所
- イベント
- チェックアウト
- トーナメント表
- 採点
- ランキング
最初のイベントの前に知っておきたい、いくつかの制限:
- 対象はSmoothcompのイベントだけです。DiscoverはIBJJFやほかの大会のソースは取り込まず、ジム内のショーケース大会も表示されません。
- 支払うのは選手本人です。エントリー料はSmoothcompのチェックアウトで支払われ、支払い状況は名簿で確認できます。
- トーナメント表、スケジュール、採点はSmoothcompに残ります。登録の変更やキャンセルも同様で、Gymdeskからはそれらへ直接リンクします。
- コーチングのメモは一方向にしか同期されません。Coach Companionのメモは会員のGymdesk記録に表示されますが、Gymdeskで書いたメモはアプリには送られません。
- 勝率は出しません。理由は前述のとおりです。ランキングとポイントはSmoothcompに残ります。
もう2つ、小さな制限があります。登録は会員1人ずつで、チームや家族をまとめて1ステップで登録することはできません。また、リマインドはすべて自分で押すボタンで、締め切りの自動アラートはありません。
USA Judo公認のイベントなど、一部のイベントでは連盟の会員資格が必要です(この場合はUSA Judoの会員資格)。そうした登録は、Smoothcompで完了させる形になります。
それらのイベントでも、推奨、招待、結果の取り込みは使えます。
練習する場所と大会に出る場所を、ひとつの記録に
未払いのエントリーに、受付のテーブルで初めて気づくことはなくなります。
フロントのポスターは、そろそろ引退です。よく働いてくれました。
会員が大会に出るなら、Smoothcomp Connectのページで、全体のつながり方を確認してください。
Smoothcomp Connect
Gymdeskは、選手を育てる場所です。Smoothcompは、世界が競い合う場所です。両方がそろうことで、練習と大会がひとつながりの記録になります。
Gym management software that frees up your time and helps you grow.
Simplified billing, enrollment, student management, and marketing features that help you grow your gym or martial arts school.


FAQ
大会管理ソフトのよくある質問
ジムオーナーのための簡単な回答です。




